2022/10/31

『フレイル』と『ロコモ』って何が違うの?~介護ならないようにするために~

どうも!

パーソナルトレーナーの島袋です。

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高齢者の介護予防などで度々出てくる『言葉』ってありますよね?

ここ数年だと『フレイル』という言葉がテレビやネット、雑誌なんかで使われています!!

その前は『ロコモ』という言葉でした!!

この『フレイル』と『ロコモ』の違いって分かりますか?

 

実はこの二つの言葉・・・

 

 

 

意味はほぼ一緒です!!!

 

 

少し整理をしましょう。

「フレイル」と「ロコモ」の違い

それぞれの言葉を作った学会がそもそも違います。

『フレイル』・・日本老年医学会
※フレイル=虚弱という意味

『ロコモ』・・日本整形外科学会
※ちなみにロコモは「ロコモティブシンドロームの略」

 

他にも違いは

フレイルは

『栄養フレイル』『口腔機能フレイル』『身体機能フレイル』『社会性フレイル』

この4つに大きく分類されます。

・栄養不足から筋肉が落ちたり、脳に影響してうつになる
・筋力不足から外出が減り、人の関わりが希薄になる
・口が臭い(口腔機能低下)と言われ、人前に出たくなくなる
・うつになり、活動範囲が狭まり筋力が低下する

このように4つの分類からそれぞれドミノ倒しのように崩れていくという考えが

『フレイル』です!!

 

ならロコモはどうなのかなんですが

ロコモは簡潔に一言でお伝えすると『下半身の衰えによる生活への障害』です。

・筋力低下によって横断歩道が青の間に渡れない
・骨折や変形性膝関節症による歩行能力低下や歩行困難
・バランス能力の低下で靴下が座ってないと履けない

ロコモはフレイルに比べ狭意です。

『フレイル』と『ロコモ』を図でまとめると下図のようになります!!

 

ロコモはフレイルの分類だと『身体機能低下』に入ると思われます。

 

余談ですが過去に日本老年医学会に所属している方の講演を聞いた時に

『フレイル』という言葉を作った経緯を話してくれました。

『虚弱』という言葉だとインパクトが薄いから

『ロコモ』と同じようにインパクトのある言葉を考えた時

ドイツ語で『虚弱』のことを『フレイル』と言い、そこから名前を取ったそうです。

正直そんなもんです。。。

まとめ

「フレイル」と「ロコモ」はほとんど一緒であるということ

違いがあるとしたら、

フレイルは「身体機能」「口腔機能」「栄養面」「社会性」と広義であり

ロコモは「下半身の運動機能低下」を指し狭義

 

世の中は今後も新しい言葉がドンドン生まれ

興味を持たせてくるかと思いますが

まずはご自身で調べるなり、もしくは詳しい方に聞いてみるのも良いかと思います!!

変形性膝関節症や変形性股関節症などの疾患も

沖縄県内で行っている私の出張パーソナルセッションでは対応してますので

 

・病院では何もしてくれない
・整骨院に行っても良くならない

 

そんなお悩みのある方はご気軽にご相談ください!!

 

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もし同じ運動指導者でこの記事をご覧になられている方は、この説明はお客様に話す時の参考にしていただけたら幸いです。

 

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